第13回国民文化祭・おおいた
'98 in うすき
〜南蛮文化―出会いと交流そして未来へ〜
演奏者:中世音楽合唱団 (東京都:皆川達夫指揮)
コール・アルス・アンティカ (広島県:猪原龍吉指揮…当日急病のため欠席)
グループ『葦』&古賀穂南美 (熊本県:中川洋子代表)
宮崎コール・フロイント (宮崎県:藤野弘義指揮)
中世音楽研究会 (大分県:竹井成美指揮)
来年は、フランシスコ・ザビエル来訪450年。キリスト教の伝来は、グレゴリオ聖歌をはじめとする西洋音楽の伝来でもありました。ここ豊後 (大分) は、大友義鎮 (よししげ:後の宗麟) のもとで日本人が初めて合唱をした最初の土地として「西洋音楽発祥の地」とされています。
キリスト教を擁護した後、禅宗に帰依して臼杵に移り住んだ宗麟ではありましたが、その後も宣教師から「東洋のカトリック王」として信頼され、初のオルガン伝来、コレジオ、ノビシャドといった教育機関の設置、伊東マンショたち天正遣欧使節の派遣 (宗麟は未承知であったとされているが) などにかかわり、つねに初期の「南蛮文化」繁栄の中心的存在であり続けたのです。
宗麟は、どのような西洋音楽を耳にしていたのでしょうか。
今宵は、東西文化交流史研究の第一人者・皆川達夫氏とその仲間たちが、宗麟ゆかりのこの臼杵に集い、当時の音楽を検証・再現します。
@ 豊後に流れたグレゴリオ聖歌:(大分) 中世音楽研究会
A 伊東マンショの見たヨーロッパと西洋音楽:宮崎コール・フロイント
B 宗麟のもとに届けられた「ふいご式」パイプオルガン (復元 : sponsored by Prof. Takei)
C 伊東マンショと生誕450年のビクトリアとの接点
@ 伊東マンショたちがヨーロッパで聴いた音楽: (広島) コール・アルス・アンティカ
A 伊東マンショたちが体験した舞踏と舞曲: (熊本) グループ『葦』& 古賀穂南美
B 秀吉の前での御前演奏: (広島) コール・アルス・アンティカ & (熊本) グループ『葦』